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​作るひと 
那珂川キッチン 上園めぐみさん 石元さとみさん
 

●お名前は?

 

 上園めぐみです。

 ⽯元さとみです。

●お年は?

 上園:47歳です。

 ⽯元:50歳です。

 

●え、、そんなになりましたか?笑笑

 

 上園:だって那珂川キッチンに⼊って、私6⽉で15年⽬、⽯元さん12年⽬になるんです。

 ⽯元:時が経つのは早いですよね・・・笑

 

●この仕事を始めたきっかけは?

 

 上園:普通に・・・バイトの募集⾒て

 ⽯元:私も同じです。募集で。

 

●で、⼊って・・・もう⻑いですけどなんでそんなに⻑く?

 

 上園:それはやっぱり・・・⽣活のためじゃないですか。⼦供もいるし。

 

●でも⾊んなパートとかバイトとかあるじゃないですか?ここじゃなくても。ここも⾊々あったでしょ?森さん(注:初代シェフ、吉⽥代表の福商⾼校同級⽣)が亡くなったりとか、次のシェフがやめたりとか。それでもここでずっと仕事してるっていうのはやっぱり何かあるから?

 

 ⽯元:うーん、でもやっぱり森さんから⾊々教わったっていうのはあって。

 上園:私たちが辞めると森さんのレシピとか誰も調理出来なくなるし、っていうのが⼀番あるかもね。亡き森⽒の意思を継いで・・・笑

 

●森さんね、キッチンの床にも酒の瓶が落ちてたよね・・・笑笑

 

 上園:ありました。その瓶にこっそり酢を⼊れてみたり・・・笑 何回も撃退してました・・・笑

 

●もともとお⼆⼈はオーガニックに興味がったりは?

 

 上園:うーん、特には。

 

●10年以上働いてその辺の意識は変化ありました?

 

 上園:えー・・・ありのまま。変わらずです笑

    笑 でも良いものっていうのはわかるよね。

 

 ⽯元:そうですね、体に良いっていうことは。

●他の冷凍の惣菜と⽐べて添加物もないし機械もないから⼤変でしょやっぱり?

 上園:そうね・・・⼿作りだから。⼀から⼿作りだから。それって会員さんとかご存知なのかな?

●どうでしょう?なかなかカタログ誌⾯では伝わってないかも。⼤変なことは?

 上園:全部⼤変です。⾁まんも⽪から作るし・・・

 ⽯元:これも森さんの遺産。

 上園:⾁まんに春巻きに餃⼦にしゅうまいに胡⿇団⼦、ココナッツ団⼦・・・全部⼿作り笑。全部⼤変笑

●すごいよね、⼆⼈とも中華の職⼈じゃないですか。

 ⽯元:私たちどこでもいけるね笑

 上園:⼋仙閣もイーピーシャンもいける笑 餃⼦もだってみんなからすごいって⾔われるもん笑 こういうところ会員さんにアピールしてください!笑笑全部⼿作りですよ!!

●キッチンはいろいろなメニューがあると思うんですけどお⼆⼈の担当は?

 上園:中華メインだね。あまり周りが中華はできないから。

 ⽯元:あとは、お弁当⽤のおかずセットとか、ミンチカツとか・・・そんな感じですね。

●今まで10年以上やって⼀番⼤変だった時は?⾊々あったじゃないですか?森さんの時とか会社の体制が変わったりとか・・・

 

 上園:うーん、⼤学芋作ることじゃない?⼀番体にきてる笑笑 あの重たい鍋を振って・・・笑

 ⽯元:あとは、でもコロッケを全部⼿で丸めてるのは⼤変でしたけど・・・あれが無くなった分だいぶ楽にはなりました。

 

 上園:楽になった分また何か仕事が増えるけど・・・笑 

●仕事は減らない・・・笑

体制が変わって今は障害のある⼈たちと⼀緒に働くようになってどうですか?

 上園:まあでもそこまで重症の⽅々ではなくて。障害のある⽅はA型とB型って別れてるんですけど、ここに来てくださってる⽅々はA型のかたで。コミュニケーションも取れるしだいぶ助かる部分はありますよ。

●今キッチンは何⼈くらいいるんですか?

 ⽯元:障害者の⽅が21⼈と私たちが8⼈かな・・・?

●え?うそ?そんなに?ここにみんな?満員電⾞みたいやん笑 30⼈?すごい!

 上園:前は8⼈くらいでやってたんですけど・・・笑笑 みんなそれぞれ役割を、ちゃんと。

●その障害の⼤きさとかに応じて割り振って?

 ⽯元:それぞれの特性を⾒て仕事を分けて、出荷の⼈とか検品の⼈とか・・・

 上園:協⼒してみんな頑張ってますよ。「攻める福祉」っていうのがここのモットーで

す。

●なるほど、かっこいい。守りに⼊るんじゃなくて皆頑張って、攻める・・・

 上園:そうそう、頑張ったら⼀般就労もできるし⾃分の⼒で稼いで⽣活していこうっていう。

    そこまで育てようっていう・・・そういうコンセプトです。

●⼆⼈ともお⼦さんは?

 上園:23と20と18

 ⽯元:私も25と22と・・・笑笑

    ちっちゃかったけどね・・・なんかもうおっきくなった笑笑

●⼩学⽣くらいのイメージやったけど・・・

今後の展望はありますか?

 上園:うーん、展望・・・?私たちは雇われてるから・・・笑 うまくなんか書いといてくださいよ、その辺は。

 

●いつも買ってくださってるお客様にメッセージは?

 上園:愛情込めて作ってます笑

 ⽯元:ほんとに⼀つ⼀つ⼿作りですから。

 上園:⼀から消費者のことを思って・・・

    おいしくなーれおいしくなーれって思って作ってるけどやっぱきつい笑 ⼤学芋作るときはほんとに重い鍋を⼿で振ってるん で・・・芋も2.5kgですよ!でっかい中華鍋と!きつい、きついなーっと思いながら笑

●ほんとに⼀鍋⼀鍋⼿で振ってるんだもんね・・・

 ⽯元:注⽂がたくさん⼊ると嬉しいけどきつい笑

●産直クラブにご意⾒は?

 上園:たまにはスタッフの皆さんも会員さんも⾒に来て欲しいですね。どういうふうに作ってるか⾒学してもらったらもっと⾊々と伝わると思うので。

●確かに、産地⾒学したいですよね。新しい産直スタッフはキッチンの作業のこともよく知らないし。会員さんもどこまで⼿作りでやってるのかとか、障害の⽅の働き⽅とか⾒て欲しいですよね!ありがとうございました。

​いとバイ通信 
元熊本産直クラブ代表 伊東弘
 

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あなたはどちら派

 

 熊本の菊池市に来て10年ちょっとです。これまで⽬撃した野⽣の珍しい動物を紹介します。狸の家族(藪に⼊っていきました)、キツネ(トウモロコシ畑に⼊っていきました)、アライグマ(我が家の前の⽵林から出てきました)、イタチ(我が家の庭に時々出没)、市のスピーカー放送では野⽣のサルが出没しているとのことです。

 

 「有機肥料」と「化学肥料」を使う農業を⽐較してみます。「有機肥料」を使う農業は農産物を成⻑させる役割を⼟の中の微⽣物にゆだねます。

 

 農⺠の役⽬は⼟の中の微⽣物の活動をアシストすることです。有機肥料を与えると⼟には微⽣物が増え地上にはいろんな⾍が⽣存できるようになります。⼟の微⽣物の活躍で栄養が根や野菜の葉っぱにいきわたります。

 

 産直クラブの会員のみなさんは産直野菜の味が良いことはもちろんご存じでしょう。

 

 ⼟は⽣物たちの働きでホコホコに柔らかくなります。⾍には益⾍と害⾍がいますが益⾍が害⾍を⾷うことでバランスが調整されますから「農薬」を使わないといけない場⾯が少なくなります。

 

 有機栽培の⽣産者は⾃然の働きをサポートする仕事ですから⾃然に対して畏敬の念を抱いている⽅が多いと⾔えます。この野菜が消費者の健康にもつながるという確信から農作業の仕事に対して誇りを感じている⼈が多いのです。

 

 「化学肥料」を使う農業が⼤多数の農家で⾏われています。⼈間の⾷べ物に例えると有機肥料は⾷事から栄養を摂るようなもので化学肥料はサプリをたくさん飲んで栄養を摂るようなものでしょう。

 

 化学肥料は農家にとっては魔法の粉のようなものでもあります。野菜が早く⼤きく育ち⾒栄えもよくなります。トラクターなどによる栽培が⾏いやすく⾒かけが均⼀の野菜になりやすいのです。

 

 ⼈⼯的に作った⼟は微⽣物が⽣存しにくくなり微⽣物が減っていきます。それに伴って⼟も固くなっていきます。⾃然のバランスが崩れていきますから害⾍も多くなることになり「農薬」を使うハメになることが多いのです。ですから化学肥料と農薬はおおむねコンビで使われています。

 

 私たちは農業のプロではないので野菜を⾒ただけではどちらの肥料で栽培されたものなのかを⾒分けるのは難しいです。産直クラブの野菜は⽣産過程の情報もありますからどのように栽培されているかを知ることができます。有機栽培の葉物の野菜の場合は⽔につけておくとしおれた葉っぱもシャキーと⽣きかえることが多いようです。

 

 ⽇本⼈は農産物も⼯業製品と同じように⾒かけの美しさと均⼀性を重視して買っていることが多いのではないでしょうか。有機栽培の野菜は⾍⾷いで⾒かけが悪いことが多いのですがビタミンやミネラルは多いし、安全でしかも美味しいのです。私たちの選び⽅をもう⼀度考え直す必要があると思います。

 

 さて、あなたは「有機肥料」と「化学肥料」のどちらの野菜を選びますか。

​コミューン時評 
ドリームグループ代表 吉田登志夫
 

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中国の胃袋

 この春から夏にかけて⾷品の⼤幅値上がりが続いている。⾷⽤油や⼩⻨粉の世界的な品薄が引き⾦で⾷品全般の値上げにつながっている。産直クラブの⼈気商品であるオーストラリア産なたね油(⾮遺伝⼦組み換え)⼀番搾りの「なのはな畑の菜種油」もこの7⽉に966円から1090円へと値上げとなる。

 

 何故か?⾷料値上がりの震源は「中国の胃袋」にある。

 

 中国はコロナ禍から昨年いち早く回復し、経済成⻑はプラスに転じ、個⼈消費も上がってきて、⼈々は今⾷欲旺盛。中国⼈⼝は14億⼈(世界78億⼈の18%、⽇本1億⼈)、かつては安い⾷料と労働⼒の輸出国であった中国は、今や⾷料輸⼊国に転じ始め、中国が⾷⽤油、⼩⻨粉を世界市場から「爆買い」をしだして需要が逼迫し、⽇本の⾷品値上げになった。この中国の⾷欲旺盛は、⽇本にとっては深刻な問題である。今やマグロや和⽜など⽇本⼈のご馳⾛は中国の⼈々の胃袋を満⾜させる⾷品に転化し、加えて今後は⽇本の主⾷である⽶が中国⼈の⾼級⾷材として買い占められることが予測されている。

 

 では、これからの⽇本の⾷料はどうするのか?どこから持ってくるのか?これまでのように中国が⽇本に⾷料を出してくれなくなれば、⽇本は⾃分⾃⾝で耕作し、⾃分達⾃⾝で調達するしかないというのは普通に考えればわかることだが、現実はそうなっていない。⽇本政府は「30%しかない⾷料⾃給率のアップ」を50年前からお経のように唱えているが、国内農業は衰退の⼀途である。では、僕たちはどうするのか?道は、渡さんの⽶、中村さんのニンジン、⾼鍋さんのジャガイモ、間さんの⼩松菜、中島さんの⼩⻨などを産直クラブを共同購⼊の道具として利⽤してキチンと⾷べ続けることである。近くの、⼩さな、顔の⾒える、正直で、⾼い農業技術を持つクラブの優れた⽣産者としっかりと⼿を組んで地産地消ー産直運動を進めることが⽇本政府の農業&⾷糧政策の貧困を超えていく⽅策である。

 

 アルゼンチンは世界で最も⽜⾁消費量の多い国だ。ヨーロッパの⼀⼈当たりの年間⽜⾁消費量は14キロと⾔われるが、アルゼンチンは40キロから50キロもある。そのアルゼンチンで今、⽜⾁価格が急激に上昇

している。原因は中国の⽜⾁需要の拡⼤である。アルゼンチンで⽜⾁価格の⾼騰が⽌まらず、5⽉19⽇、同国政府は国内の市場価格を調整するため、暫定的に⽜⾁の輸出を30⽇間停⽌することを決定した。

 

 ⽜⾁が“主⾷”とも⾔えるアルゼンチンで、国⺠は災難に直⾯している。