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2023年12月23日に開催した安部司さん講演会。大好評につき、再登場です!

​安部司さん講演会

食品の裏側 Part2

食品の

​食と命を守るための講演会

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​Part 2

食品ジャーナリスト

安部 司さん

 福岡県出身、山口大学文理学部化学科卒。

 総合商社食品課退職後、無添加食品開発・推進、伝統食品や有機農産物の販売促進などに携わる。熊本県有機農業研究会JAS 判定員、経済産業省水質第1 種公害防止管理者。工業所有権食品製造特許4件取得。

 「食品の裏側」は初版以来65 万部売れたベストセラー。消費者が知らない“食品製造の舞台裏” を、食品添加物の元トップセールスマンである安部司さんが明かします。

 自分の口に入る食品はどうできているのか。添加物の「毒性よりも怖いもの」とは何か。安さ、便利さの代わりに何を失っているのか。それらを考えるきっかけとなる一冊です。「食品の裏側2」では「食品の裏側」発刊以降、食品をめぐる環境の深刻化、原発問題など、食に関する問題をさらに深く考えていきます。

 2024年11月16日に大手門パインビルで、安部司さん講演会「食品の裏側 Part2」を開催しました。100名定員の会場は、ほぼ満員状態。参加者はときおりメモをしながら熱心に話に聞き入っていました。

 

 ステージの机上にずらりと並んだ容器は、食品メーカーが実際に使用している化学合成物質。実験のようにあれこれを混ぜると…出汁(の素)が出来上がり、更にこれを混ぜると…(インスタント)ラーメンのスープが完成!

 

 そして、添加物が本当に怖い理由は、加工食品に含まれている「塩分」「油分」「糖分」の摂りすぎです。「恐怖の摂りすぎ三兄弟」は言わずもがな、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症、痛風など)を引き起こす要因となります。

 添加物によって舌がマヒして塩辛さ、油っぽさ、糖分を感じにくくなる人もいますが、塩分が添加物やエキスのうまみを強くし、美味しさに変えているのです。砂糖60gが入った清涼飲料水を一気に飲み、成人男子の1日分の塩分、油分を含んだカップ麺をペロリと食べてしまうのが添加物の力であり、怖さなのです。

 

 安倍さんは警鐘を鳴らします。『化学合成物質まみれの加工食品は、「安い、早い、美味しい」を提供するメーカーと、それを購入する消費者がいるから市場が成り立っています。消費者1人1人が〇〇が入っている商品を購入しないという選択をすれば、売れ行きが悪い商品は淘汰されていく。この市場を支えているのは私たちですよ。もちろん、忙しい時は買ってもいいですよ。でも普段は手間と時間とお金をかけて安全な食を習慣にしましょう。知っているのに、家族に食べさせられますか?』

 

 会場にいた私にも思い至ることがありました。「スーパーで商品を選ぶ際に、消費期限が遠い商品を棚の奥から取っていませんか?」(ナチュラルナチュラルに入社する前まで、奥から取っていました。スミマセン…)「曲がっていないキュウリ、傷が入っていない果物を箱から選別して買っていませんか?」(していました。スミマセン…)安部さん、大変勉強になりました。どうもありがとうございました!

講演の終了後は安部さんが執筆した書籍販売やサイン会、撮影会などが続き、参加者の皆さまは最後まで楽しんでくださいました。ご参加いただき、誠にありがとうございました。

フードプランナー 沖園リエ

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