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食品の裏側─アクロス福岡で安部司氏が講演

 2023年12月23日(土)、アクロス福岡において「食品の裏側」と題した講演会を開催しました。講師の安部司氏は、総合商社に勤めていた時に添加物を駆使して食品を作る仕事に長年携わった経験があります。その食品業界の舞台裏に迫る内容で約200名の参加者たちの注目を集めました。安部氏は、様々な実験を交えながら、添加物の使用やその影響について解説し、参加者たちは驚きと共に食品選びに対する新たな視点を得ることができました。



講演の内容


 講演では、安価で手軽に購入できる食品製造のために様々な添加物が加えられていることについての説明や、それらがどのようにして作られているか実際の実験などが行われました。実験では、水に甘味料・酸味料・着色料・香料を添加した「もどき」ジュースやマーガリン、コーヒーフレッシュが油脂などから手軽に作られる様子が披露され、その製造プロセスと材料に関心が寄せられました。特に、スナック菓子やカップ麺における旨み成分(添加物)の使用による塩分の過剰摂取や、低価格チョコレートなどに含まれる添加物がカロリーの過剰摂取に繋がる可能性が浮かび上がりました。


ノンカロリージュースの真実


 注目すべきは、「ノンカロリージュース」についての解説でした。これらの飲み物には自然界には存在しない甘味料が使用され、その安全性に疑問が投げかけられました。高校生の生活習慣病予備軍の高い割合が示すように、若年層も食品選びにおいて慎重である必要があるとの指摘もありました。


消費者の役割と課題


 安部司氏は、安価で長持ちし、かつおいしく感じる食品製造のために添加物の使用が増加の一途を辿っていること、またその安全性が不明のまま使用が続いている中では、消費者が主体的に知識を深め、学び続ける必要性があることを強調しました。特に、高校生の生活習慣病予備軍増加の現状は、今後の食品選びにおいて消費者、特に保護者の役割が大きいことを示唆しています。



結論:消費者が見据えるべき未来


 この講演を通じて、参加者たちは「安い・早い・便利」に一度立ち止まり、安全性が不確かな食品は積極的に避けるべきだとの認識を深めました。知識を持ち、慎重な食品選びをすることが、健康な未来を築く重要な一歩であることを改めて認識した瞬間でした。


参加者の感想


 講演会の参加者からは、好評の声が数多く寄せられました。

  • 女性参加者(50代): 「これまで知らなかった情報がたくさんあり、目からウロコが落ちる思いでした。」

  • 女性参加者(60代): 「食品のラベルを見る目が変わりました。これからはもっと注意して選ぶようにします。」

  • 女性参加者(30代): 「特にスナック菓子に使われている添加物には驚きました。子供たちに与えるものを見直すきっかけになりました。」

  • 男性参加者(40代): 「ノンカロリージュースが実は甘味料で満たされているとは知りませんでした。これからは飲み物も選りすぐるようにします。」

  • 学生参加者(大学生): 「生活習慣病予備軍という言葉にはびっくりしました。若い世代も気をつけないといけないんだなと実感しました。」



安部司氏のメッセージへの共感


 参加者は安部氏が伝えた「安い・早い・便利」といった選択肢への疑問に共感し、今後の食品選びに慎重になる決意を新たにしました。また、安部氏の呼びかけに応え、知識を深めることで自身や家族の健康を守る重要性を再認識したようです。

 私たちナチュラルナチュラル一同も、皆さまの食品に対する意識が高まっていることを実感し、大変うれしく感じております。

 これからも皆さまへ安心して召し上がっていただける食品などを提供して参ります。



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